研究課題

CE-MSを用いた細胞局所領域の定量メタボローム解析

川井 隆之

生命システム研究センター(QBiC)
細胞デザインコア 合成生物学研究グループ 集積バイオデバイス研究ユニット
基礎科学特別研究員

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1ー3 大阪大学生命システム棟E104
TEL:06-6105-5132 MAIL:takayuki.kawai@riken.jp

本課題では, 細胞の一部を顕微鏡下で観察しながら採集し, そこに含まれる代謝物を高い正確性・精度で定量する技術を開発します。基盤技術としてキャピラリー電気泳動 (CE) -質量分析 (MS) を利用することで, 通常の一細胞質量分析法では分析できない様々な構造異性体を分離し, イオンサプレッションを防止して高感度に定性・定量することが可能です。本研究では5 µm程度と内径の小さなキャピラリーを先鋭化して試料の採集およびエレクトロスプレーイオン化に用いることで, サブセルラーレベルの試料回収と超高感度な定量分析を両立致します。この技術は将来的に神経科学など細胞極性が重要な研究分野において, 各代謝物がどの場所・濃度において生理活性に影響するかを解析するための手法として有効であると考えられます。

キャピラリー電気泳動-質量分析 (CE-MS) 装置

キャピラリー電気泳動-質量分析 (CE-MS) 装置