研究課題

マイクロデバイスを用いた単一細胞間における直接的なオルガネラ移植技術の開発

和田 健一

前田バイオ工学研究室
協力研究員

〒351-0198 埼玉県和光市広沢2-1 理化学研究所 前田バイオ工学研究室
TEL:048-467-9312 MAIL:ki-wada@riken.jp

同一集団内の同種の細胞であっても各細胞間には性質の差、すなわち細胞個性が存在する。細胞個性の成立機序は一細胞研究における中心的な命題の一つである。本研究課題では、細胞個性の成立要因として細胞ごとに振る舞いが異なることが予想される各種オルガネラに着目し、オルガネラが関与する細胞個性の成立機序の検討に寄与する単一細胞操作技術の開発に取り組んでいる。具体的には、独自開発したマイクロデバイスを用いて微小な間隙を介して細胞を融合させることで、質的・量的制御を伴った直接的なオルガネラ移植技術の創出を目指す。このマイクロデバイスを用いた新規単一細胞操作技術は、オルガネラと細胞形質の関連を詳細に検討する画期的な研究プラットフォームを提供し、一細胞研究の進展に大きく貢献することが期待される。

マイクロデバイスを用いたオルガネラ移植システム。微小な間隙を介して細胞を融合させることで直接的なオルガネラ移植が実現する

マイクロデバイスを用いたオルガネラ移植システム。微小な間隙を介して細胞を融合させることで直接的なオルガネラ移植が実現する

直接的なオルガネラの移植の例。ペルオキシソームの移植例を示した

直接的なオルガネラの移植の例。ペルオキシソームの移植例を示した

オルガネラ移植の制御。本研究課題は、マイクロデバイスを用いたオルガネラ移植システムを基に、オルガネラ移植における量的・質的制御を実現する新規単一細胞操作技術の開発を目指す。

オルガネラ移植の制御。本研究課題は、マイクロデバイスを用いたオルガネラ移植システムを基に、オルガネラ移植における量的・質的制御を実現する新規単一細胞操作技術の開発を目指す。